不登校関連の大変♪
不登校児童の親心得(わが家の場合)♪/不登児童の高校退学/不登校児童の男女交際

不登校児童の親心得(わが家の場合)♪

 子どもが不登校におちいってしまった場合、「学校に行かれないのは自分自身を守るため」ということを昨今耳にされていると思います。
 いじめ・勉強・部活等からのいきづまり、また人間関係・男女交際等など、小学校高学年頃から子どもたちは体の変化に心が追いつけないでいる場合が多々あります。こうした悩める子どもたちの心が「学校に行かれない」「行くのが怖い」状態になってしまうことがあるのです。
 こんな時、親は「誰が○○したから」等の原因探しをするのではなく、広い心で子どもの行動を見守り、また共感してあげてほしいと思っています。そして不登校に陥ってしまったわが家の場合は、以下のような対策をしておりましたのでご紹介いたします。参考にしていただけましたら幸いです。

1.子どもの話を聞く

 実は、わが家は子どもが不登校になるまで、子どもの言葉をおざなりにしか聴いてきませんでした(反省)。 不登校は子どもとの関係を見直す貴重な時間です。ぜひ親子の絆を深めてください♪
 ただ、この時注意してほしいのは、子どもは何事も誇張して話します。うのみにするとモンスターペアレント化しやすいです。常に第三者的な視点も持ち、子どもを観察する余裕を持てるように努力が必要でした。  

2.一緒に勉強する

 学校の勉強は何故必要なのか。子どもは常に聞いてきました。その理由は親が思春期に勉強とどう向き合ってきたかが問われます。幸いわが家は、子どもの頃の勉強がすべて活かせる仕事でしたので、「将来、役に立つから。英語なら○○に。国語なら△△に役立っているよ」、と胸をはって答えることができました。もし皆さんが同じこと聞かれたら、自分が子どもと同じ頃どう思っていたのかを思い出して、ぜひ真面目に答えてみてください。
 そして子どもと同じことをもう一度覚え直し、学ぶことは親子の信頼関係構築に大変役立ちます。ぜひ一緒に勉強してみてください。親もまた勉強の楽しさを思い出したり、悩んだりと新鮮な気分になれることと思います。こうしたコミュニケーションそのものが、子どもの心を安定させますよ。

3.子どもに家での役割を増やす

 無軌道に家でダラダラさせてしまうのは、子どもの精神をかえって不安定にさせてしまいます。
 「学校に行かないならば○○をする」など、わが家ルールを作っていました。何事も「働かざる者、食うべからず」の姿勢を貫くと、日々の生活にメリハリが出てきます。
 ちなみにわが家では、
1.学校に行かないならば、自分の洗濯物は自分でする。
2.午前中に勉強をしないならば、昼ごはんは自分で作る。
 ……わりと単純ですが、これを徹底すると子どもの無軌道な時間の使い方の中に、「人として生活に必要な時間」が確保できました。

4.子どもの得意分野をのばす

  子どもの将来の夢は何ですか? 不登校の時間は、子どもの未来のために有効に使う時間にもなります。各種教室や通信講座など、子どもの状態が安定してきたら探してみてください。子どもに得意分野ができると、それは自信につながります。その自信は、いつか子どもが社会に戻るときに役に立ってゆきます。


 いろいろ書きましたが、何より大切なのは親が不登校の子どもを責めないことです。それでなくても不安定な時期ですので、親が子どもにストレスをかけると逆効果になります。
 現在、不登校児童のための公的な支援機関も多数あります。ぜひ活用して有意義な時間を過ごしてください♪(不登校児が高校生になると、「親離れ・子離れ」も必要になってきます。それは後日また語りたいと思います。実際まだこちらも試行錯誤中なのですが;)


2010.9.9 writer:秋芳美希